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Esus4

小学生の頃、父に買ってもらったアコースティックギターを毎日弾いていました。

コードブックを見ながらコードを覚えたり、流行りの歌のコードと歌詞が載っている分厚い本(今もあるのでしょうか?)をよく買っては、好きな歌の弾き語りをしていました。

まだコードの押さえ方があやふやな頃、Aのコードって、なんとも落ち着かない、でもわくわくするような、不思議な響きだなって思っていました。

しばらくして、それはAではなくて、Esus4だということがわかりました。

ギターを弾く人ならすぐわかると思いますが、2弦から4弦の2フレットではなく、3弦から5弦の2フレットを押さえていたんです。指板図のどちらが6弦側で、どちらが1弦側なのかよくわからず、上下さかさまに見ていたのかもしれないですね。弾き語りをしていて、Aのコードが来るたび、何か違うなと、首をかしげていたような気がします。

その勘違いの期間は、どのくらい続いたのでしょうか。数日だったかもしれないし、数か月だったかもしれません。

そのとき、僕にとってのAは、Esus4でした。違和感はありましたが、それほど問題ではありませんでした。

もうその古いギターは手元にはありませんが、今も我が家のリビングの隅にはアコースティックギターが置いてあって、気が向いたときにいつでも小学生の自分に帰れるのです。

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