会計の世界に足を踏み入れたのは

会計の世界に足を踏み入れたのは、2010年1月のこと。なぜこの仕事をしているのか、今でも不思議に思うことがあります。

学生時代、そもそもそんなに勉強熱心な方ではありませんでしたが、どちらかと言えば文系だと思っていました。高校生のとき、あまりに数学のテストの点が悪すぎて、先生に呼び出されたりしていました。

髪を金髪に染めて、高校にはエレキギターを担いでいって(軽音楽部だったので)、授業中は寝てばっかりで。別に悪いことをしていたわけではないのですが、そんな感じの十代だったので、まさかこんな仕事につくことになるとは自分も含め誰も思っていなかったはずです。

なぜ会計業界なのか。今思うと、フリーター生活を経て正社員として初めて入った職場を辞めたとき、何か資格が欲しいと強く思ったんだと思います。それまで数字が得意だなんて思ったことはなかったのですが(いまだに得意だとは思いませんが)、ちょうど経理の仕事をしていた妻に勧められて、簿記の勉強を始めました。

「簿記」というのがなんのことかまったくわかっていない僕は、独学でも十分合格できると言われる簿記3級から、資格の学校TACに通うことにしました。それが、2010年の1月のことです。前の職場を辞めたのも、その月でした。

カフェでアルバイトをしながら、同年2月に日商簿記3級、6月に2級、11月に1級に合格しました。

この頃は、会社の経理として働くか、会計事務所で働くかはまだはっきりと決めていませんでしたが、経理だと未経験での募集が少なかったので、自然と会計事務所で働く流れになっていったと思います。それで、どうせなら税理士を目指してみようと思うようになりました。当然ながらその頃は会計士と税理士の違いもわかっていなかったので、その違いをよく検討した上で。

大学に行っていない僕は、日商簿記1級に合格してやっと税理士試験を受験する資格を得ました。

2011年1月からは税理士試験の簿記論、財務諸表論、消費税法の勉強を始めました。3月11日、TAC新宿校の9階の自習室で勉強をしていたときに東日本大震災が起きて、経験したことのない強い揺れに、全く話したこともない人と思わず顔を見合わせたのをよく覚えています。その年は財務諸表論だけ合格したのですが、試験中も余震で揺れていました。

その翌年(2012年)は、簿記論に合格しました。今の会計事務所に就職したのもこの年です。そしてその翌年(2013年)、消費税法に合格しました。

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それ以降も毎年受験していますが、今のところ合格科目はその3科目のみです。学校にも通っていますが(今は大原に通っています)、なかなか結果が出せないでいます。

仕事をしていて、お客様から「先生」と呼ばれることがあります。また、ときどき税理士のふりをせざるを得ないときがあります。そんなとき、とても歯がゆい思いをすることになります。早く官報合格して、税理士になりたいです。

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十代の頃にはまったく予期しなかった道を今歩いている、なんていう感じで書きましたが、思い返してみれば、小学生の頃、親が僕にそろばんを習わせていました。そのおかげで今でも暗算が得意、ということは残念ながらないのですが、もしかしたら、親にはいつかこんな日が来ることがわかっていたのかもしれません。