タイムマシンに乗せられて

タイムマシンに乗せられて

いつかどこかの景色の中に

ふいに投げ出されたとしても

僕は帰ってくるだろう

 

そこには若い父と母がいて

まだ何も知らない僕がいて

靴底はすり減っていなくて

まだノートは真っ白のまま

 

いろんな人と出会い別れて

いくつもの岐路を通り抜けて

激しい雨風にさらされても

僕は帰ってくるだろう

 

同じところでつまずいて

同じところで怪我をして

同じ傷跡を作りながら

同じ道を歩いてくるだろう

 

今が正しいか間違いかなんて

誰にも答えはないけれど

自分の足で歩ける道を

明日も歩いていくだけだろう

 

あの頃には戻れないけど

あの頃には戻らなくていい

きっと繰り返すだけだから

またここに帰ってくるために

 

曲がりくねったレールの上を歩くように

道端に落としてきた石ころを拾うように