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正しいひとへ

どうしても僕は首を縦に振れない

どんなに正義を振りかざされても

 

どうしても僕は聞く耳を持てない

どんなに面白おかしく話されても

 

他人の悪口を言う人はきっとどこかで

僕のことも悪く言っているんだろう

一緒になって笑えない僕のことを

 

あなたはどれほど正しい人間なのか

あなたはどれほど優れた人間なのか

 

あなたの正しさを僕に教えてほしい

あなたの正しさが僕にはわからない

 

ひそひそ陰口を叩く人はきっとどこかで

自分のことを恥じているんだろう

はっきりとものを言えない自分のことを

 

あなたはきっと知らないのだろう

そのとき周りがどんな気持ちでいるのか

そのとき自分がどんな目をしているのか

 

あなたが他人を悪く語るほどに

あなたが他人を馬鹿にするほどに

誰もあなたを信じなくなることも

 

自分でも気がつかないうちに

あなたは誰かの心をえぐって

それを食べて今日も生きている

 

自分でも気がつかないうちに

あなたは自分の心までえぐって

その痛みを抱えて今日も生きている