退屈の街

一生困らないくらいの現金を手に入れて

目の前にあることを全部投げ出して

どこか遠くの街に旅立って

毎日おいしいものを食べて

 

誰からも指図されないで

好きなことだけをして過ごして

好きなときに眠りについて

好きなときに目を覚まして

 

そんな夢のような話を思い描くのは

忙しさに殺されそうだから

だけどそんなことがもしも起きたら

それって僕にとって幸せなことだろうか

 

何も不自由がないということは

誰からも必要とされないということは

気楽なことだろうか

悲しいことだろうか